~描線の画家~ ベルナール・ビュッフェ版画展(終了しました)
会期 2023年4月8日(土) 〜 5月14日(日)(終了しました)
1928年パリで生まれたビュッフェは、硬質で鋭く針金のような輪郭線とモノトーンに近い色彩で描くという独特の画風を築いた。
「描線の画家」とも呼ばれ強烈な表現に衝撃を受けた芸術家は少なくありませんでした。
以来、半世紀以上の年月が流れましたが、現代のアートシーンにおいても、ビュッフェの存在感は揺るぎないものとなっています。
今回は、初期の頃から中期の頃までのパリ・サンフランシスコシリーズ・花・静物・風景など、約30余点を展示致します。
(出品作品)
- 「ゴールデンゲートブリッジ」リトグラフ HCサンフランシスコシリーズ1966年
- ・「果物かご」リトグラフ 29/150 1984年
- 「サクレクール」リトグラフ 19/150
- 「黄色い背景のダリア」リトグラフ EA 1962年
- 「燈台と漁船」ドライポイント 49/150 1980年
力強い描線と鋭いフォルムには、人間の孤独や、生への不安なども感じられ具象の巨匠として今でも根強い人気でファンも多い。
生前ビュッフェは、「私は、絵を描くことしか知らない」「絵の中に自分自身が埋没してもよい」と語っており絵を描くことに人生の全てを捧げていたのです。是非ともこの機会に、ビュッフェの世界観をご堪能、ご高覧していただきたくご案内申し上げます。