展示案内

過ぎゆく時を 刻んで・・・ 『 荻須 高徳 版画展 』(終了しました)

会期 2019年3月2日(土) 〜 3月31日(日)(終了しました)
   



 物故ではありますが、今でも根強い人気でファンも多い 洋画壇の巨匠である荻須 高徳(1901年~1986年)の版画展を開催致します。

愛知県で生まれた荻須は、1927年にフランスに渡り生涯のほとんどをフランスで過ごしました。 
人間の息づかいが感じられるパリの古びた建物や、裏さびれた街路、石畳など又、イタリアベニスの水辺の風景や、小運河などの水の美しさを表現し描き続けました。

  ・1901年 愛知県名古屋に生まれる。
  ・1956年 フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章する。
  ・1986年 84歳で没後、文化勲章を受章する。

 今回は、1972年~1986年までの晩年に描かれた作品(リトグラフ)30余点を展示致します。
荻須の愛したパリ・ベニスの建物や水辺の風景から、その時代時代に反映する歴史の経過と重みを感じて頂ければと思います。重厚な色調や、構成力、趣のある作品ばかりですので、是非ご高覧頂きたくご案内申し上げます。